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「アーカイブス1:被災地でできる子どものこころのケア」2011年3月19日配信

東日本大震災が起き、原発事故の被害の情報に振り回されていた2年前の2011年3月19日に、FB頁と「東日本大震災特設:先生のためのメール相談http://for-supporters.net/)とで発信した情報「アーカイブス1:被災地でできる子どものこころのケア」です。
東京学芸大学教授 臨床心理士 小林正幸
この文章は、「東日本大震災特設:先生のためのメール相談(http://for-supporters.net/)」で、word化して、今も読むことができるものです。

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これは、被災地にいらっしゃる方々の助けになりますよう、印刷・配布して頂くことをお願いしたものです。
この下原稿になったものは、津波で両親が行方不明となった少女と逃げるMさんへのメールの文章でした・・・。
この文章は、被災とは関係がなく、心理的に不調になったお子さんや、いじめられるような人間関係で辛い思いをしているお子さんに接する時の大原則でもあります。
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1 身体面からのこころのケア

この時期、こころの不調は体調に出ます。
眠り、食欲が大きなバロメータですし、下痢や腹痛、頭痛、発熱なども、こころの辛さと関連することが少なくありません。
厳しい環境下ですので、風邪なども引きやすいと思いますが、身体が休むようにするために、身体面でのケアを丁寧になさってください。

家族や一緒にいる大人ができることとしては、そのお子さんが楽しめそうな遊びを誘うことです。
楽しいと言っても、おとなしい子であれば、しんみりと 楽しめるあやとりや、折り紙のようなもので良いですし、大人と2人で同じ絵を描くのでも良いでしょう。
そのお子さん自身が楽しめそうなゆったりとした遊びを誘ってみてください。
無理に楽しませようと頑張ることではなく、関わる大人自身もほっとできるようなことが良いかと思います。

また、「ちゃんと眠れた?」と尋ねることや大人が一緒に床を並べて寝ることを誘うこと・・・(避難所などでは自然にその形になると思いますが・・・)で、睡眠ができるようにお手伝いしてください。

このとき、子どもをそうしようと誘うのではなく、大人の側が、「心細いので一緒に床を並べて寝てほしい」とお願いをする形が良いでしょうね。

眠りは浅いはずですので、うつらうつらでも長い時間眠るように、お子さん自身も周囲の大人も心がけましょう。

家族のように関係が親密であるのなら、お子さんに優しく触ることは続けてください。
手のひら全体でしっかりと密着させるように触ります。
一緒に眠ることができると きはタイミングを見て触ることや、髪をすいてあげるときなどに、片方の手ではその優しく触る指使いをすると良いかも知れません。
身体面での不調があると、自然に大人は子どもの身体に触ることになりますが、こころの不調が身体に表れるのは、このためであるのかも知れません。

 

安心感や愛情は、目で触れること、手で触れること、言葉で触れることだと思います。
以上をたくさんしてください。

 

この先も、心理的には厳しい時間が続くと思いますが、この積み上げが、これから先の厳しい時間を凌ぐエネルギーになるかと思います。

もちろん、関わる大人たちも、辛い状況にありますので、決して無理をせず、頑張りすぎないようにお願いします。