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アーカイブス3:被災地でできる子どものこころのケア:辛さを受け止める(2)」2011年3月19日配信

災害に限らず、苦しい思いをしているお子さんを、身近な人が支える支え方としてお読みください。・・・このアーカイブが、将来、数万人が一斉に目にしなけ ればならないような緊急事態が再び起きないように願いつつ、それでも、今、この内容が必要な人に届けと、配信しています。
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3 辛さを受け止める(2)
子どもの傍らにいる大人が、自分の不快感、辛さを受け止めるだけの度量があると判断したとき、お子さんの方が自ら自然に不快感を表現するようになると述べました。
ですが、今、危機の中にいる多くの子どもはじっと我慢をしています。そのように我慢していても、その我慢を超える辛さを表現するお子さんもいます。
この時期に示す表現は、恐怖、不安と、悲しみが多いと思いますが、怒りを表現するお子さんもいるかも知れません。
それが表現されたときに、その恐さ、不安、悲しみ、怒りを受け取ったことを、大人の側が表現してください。
言葉で言えば、
「恐かったんだ」「嫌なんだ」「悲しいんだ」「悔しいんだ」「淋しいね」「辛いね」「腹が立っちゃうよね」
という言葉です。
そして、余裕があれば、「○○なので、嫌なんだ」「○○してほしいのに、してもらえないのが悔しいんだ」というように、お子さんがそのように表現する理由を、見当を付けて述べるようにします。以上が原則ですが、親御さんにしても、周囲の大人にしても、余裕を持ってこれらはしきれないことも多いと思います。この時期に大きな揺れを示すお子さんは、心配で心配でたまらないのだろうと思います。
ただ、それをどのように言葉にしても、心配だと語ることも、何を心配しているのかを言葉にするだけで、押しつぶされるような不安が生じてしまうと思います。

ですので、子どもは、最大の心配までは、なかなか口に出せませんし、当方にそれを受ける度量がないと思うときには、お子さんがそのように表現する理由にまで触れないことが大事なことになります。

それでも、万一、その理由をお子さんの方が口に出されたとしたら、「きっと大丈夫だよ」と抱きしめるしかないのだと思うのですが、物理的に抱きしめることができないときには、包み込むような言葉を言葉を選びながら、ゆったりと語るようにしてください。
このときに、先に泣いてはいけませんが、お子さんの辛さを受け取ってもらい泣きをするのは構いません。
相手の辛さが伝わってきたときに、「心配なんだよねー」と無理なく言えるときには、自然に涙が出て来るだろうと思います。
涙をどうするのか・・・などと考える必要はないと思います。
その辛さをしみじみと感じ、分かち合うようになさってください。
辛さは、誰かにつつまれて、感じきることで、時間の経過に伴って低下していきます。
お子さん自身のこころの揺れが収まるのを、そこでじっと待つようになさってください。
この時間を短くしようとして、気分を変えるように促すのではなく、その気分が消えるまでゆったりと関わることが原則になります。
写真: アーカイブス3:被災地でできる子どものこころのケア:辛さを受け止める(2)」2011年3月19日配信災害に限らず、苦しい思いをしているお子さんを、身近な人が支える支え方としてお読みください。・・・このアーカイブが、将来、数万人が一斉に目にしなければならないような緊急事態が再び起きないように願いつつ、それでも、今、この内容が必要な人に届けと、配信しています。===========3 辛さを受け止める(2)子どもの傍らにいる大人が、自分の不快感、辛さを受け止めるだけの度量があると判断したとき、お子さんの方が自ら自然に不快感を表現するようになると述べました。ですが、今、危機の中にいる多くの子どもはじっと我慢をしています。そのように我慢していても、その我慢を超える辛さを表現するお子さんもいます。この時期に示す表現は、恐怖、不安と、悲しみが多いと思いますが、怒りを表現するお子さんもいるかも知れません。それが表現されたときに、その恐さ、不安、悲しみ、怒りを受け取ったことを、大人の側が表現してください。言葉で言えば、「恐かったんだ」「嫌なんだ」「悲しいんだ」「悔しいんだ」「淋しいね」「辛いね」「腹が立っちゃうよね」という言葉です。そして、余裕があれば、「○○なので、嫌なんだ」「○○してほしいのに、してもらえないのが悔しいんだ」というように、お子さんがそのように表現する理由を、見当を付けて述べるようにします。以上が原則ですが、親御さんにしても、周囲の大人にしても、余裕を持ってこれらはしきれないことも多いと思います。この時期に大きな揺れを示すお子さんは、心配で心配でたまらないのだろうと思います。ただ、それをどのように言葉にしても、心配だと語ることも、何を心配しているのかを言葉にするだけで、押しつぶされるような不安が生じてしまうと思います。ですので、子どもは、最大の心配までは、なかなか口に出せませんし、当方にそれを受ける度量がないと思うときには、お子さんがそのように表現する理由にまで触れないことが大事なことになります。それでも、万一、その理由をお子さんの方が口に出されたとしたら、「きっと大丈夫だよ」と抱きしめるしかないのだと思うのですが、物理的に抱きしめることができないときには、包み込むような言葉を言葉を選びながら、ゆったりと語るようにしてください。このときに、先に泣いてはいけませんが、お子さんの辛さを受け取ってもらい泣きをするのは構いません。相手の辛さが伝わってきたときに、「心配なんだよねー」と無理なく言えるときには、自然に涙が出て来るだろうと思います。涙をどうするのか・・・などと考える必要はないと思います。その辛さをしみじみと感じ、分かち合うようになさってください。辛さは、誰かにつつまれて、感じきることで、時間の経過に伴って低下していきます。お子さん自身のこころの揺れが収まるのを、そこでじっと待つようになさってください。この時間を短くしようとして、気分を変えるように促すのではなく、その気分が消えるまでゆったりと関わることが原則になります。