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『サポートが必要な子どもたちの野外活動・外出支援ハンドブック』より(6)声かけに必要なユニバーサルデザイン ―1言語・1動作・1確認―

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声かけに必要なユニバーサルデザイン
―1言語・1動作・1確認―

▽【プログラムの最初に行うアイスブレイキングで不安・緊張を解かす】
心の不調を抱えている子どもは、不安や緊張が高いことに特徴があります。多くの子どもの不安や緊張は、キャンプ場に付いたときに一番高まっています。心が不調でなくい普通の人でも、新しいことを始めることの不安と緊張は高まります。それをときほぐすための活動に、プログラムの最初に「アイスブレイキング」を設けるのが普通です。

 「アイスブレイキング」の意味は、他者を警戒し、閉ざす心を氷(アイス)と考え、その氷を壊していく(ブレイキング)ことを意味します。多くは、簡単で楽しく打ち解けあうゲームを行います。

 

▽【ユニバーサルデザインの声かけ】
「アイスブレイキング」のためのゲームに何を選ぶのかも大事ですが、グループ全員にそのゲームのルールを説明し、それを行うように誘導するインストラクションの方がもっと大事です。このインストラクションの声をかけは、そのメンバーの中で、一番、年齢の低い者、能力が低い者でも分かるようにしなければなりません。これを「ユニバーサルデザインの声かけ」と言います。

 

▽【活動を動作の連続に分解し、細かく声かけ】
声かけをユニバーサル化するには、誰もがその通りに動けるように、迷いが起きないようにしなければなりません。意欲満々の優秀な大人の小集団なら、「みんなで輪を作って手をつないでください」と大きく言っても用は済むかも知れません。でも、集団規模や集団のメンバーによっては、その指示では動きが取れないことがあります。

全員に何かをさせたいときに、誰もが迷いなくできる細かい一つ一つの動作に分解をして指示を出す必要があるのです。これがユニバーサルデザインの声かけです。

 

▽【1言語・1動作・1確認】
集団の動きを1動作の連続に分解します。それを一言の言葉にします。そして、その動作を全員実行したのかを目視で確かめます。動きができない個人がいたときには、ゆったりと待ち、軽く指示を繰り返します。そして、全員がその動作が完了したときに、「OK」「ありがとう」「いいね」「早かったね」と、肯定的なフィードバックを行います。この一連の流れを連続していくようにするのです。

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東京学芸大学教育実践研究センター編著:ミニハンドブック 『サポートが必要な子どもたちの野外活動・外出支援ハンドブック』ー不登校・PTSD・発達障害・知的障害がある子どもたちが元気になる活動と援助のためのヒントより