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『サポートが必要な子どもたちの野外活動・外出支援ハンドブック』より(8)不快な感情に向き合う ―感情と要求の言語化―

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不快な感情に向き合う
―感情と要求の言語化―

▽【心の不調の回復では気持ちを発散させるだけでよいわけではありません】
日常的なストレスを抱えていることには、気持ちの発散も意味があります。でも、心の不調を抱えた子どもの多くは、それまでの間に、お子さんたちはさまざまな傷つきを体験しています。傷つき体験は、ストレスの発散だけでは回復が難しいのです。

 

 

▽【子どもの不快感と向き合うための基本的な姿勢】
野外教育活動では、未知なる課題に挑戦し、何らかの恐さを乗り越える課題を活動のメインとしています。未知なるものに挑戦すること、とくに恐さを伴う課題に取り組むとき、心の不調を抱える子どもは課題への抵抗や不快感を抱きます。課題に向き合うときに生じる子どもの抵抗や不快な感情を、支援者がどのように受け止めるかによって、心の回復につながるか否かが分かれます。

 

 

▽【感情の言語化】
子どもの心の回復のために、不快な感情を、表情から読み取り、言葉で表現するのを手伝う必要があります。「なぜ悲しいのか」「なぜ腹が立つのか」と、事情や状況を理解しようとする前に、子どもの表情を見て、「何かいやな感じがするのかな」「恐いかな」「心配かな」「いらいらするね」「悲しいね」「つらそうな顔しているね」などと、言葉をかけながら寄り添うことを優先します。

 

 

▽【要求の言語化】
そのような感情が生じた理由が分かったら、何を願っていたのかを言葉にするのを手伝います。「○○したかった」「○○してほしくなかった」という不快感の背後に隠れている願いを探し、それを言葉にするのを手伝います。そして、「どのようにその問題を解決するのかを一緒に考える」ことは後回しにし、その感情がしめす自身の要求を明確にするのを手伝います。

 

 

▽【感情の回復を喜ぶ】
キャンパーたちは、このように不快な感情表現を促し、その不快感が消えた体験が得られるまで寄り添うように時間を過ごします。そして、不快感が消えていったときに、そのことを喜びます。

 

スライド2

2012年みどりの東北元気キャンプに参加した子どもたちのストレス症状

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東京学芸大学教育実践研究センター編著:ミニハンドブック 『サポートが必要な子どもたちの野外活動・外出支援ハンドブック』ー不登校・PTSD・発達障害・知的障害がある子どもたちが元気になる活動と援助のためのヒントより