世界一 心が温まるキャンプを福島県でやりたいと思う

  • みどりの東北元気プログラム活動報告ブログ
  • みどりの東北元気プログラム ホームページはこちら

みどりの東北元気春キャンプ2013

昨年度に引き続き「みどりの東北元気春キャンプ2013」を開催します。
春といってもまだ雪の中。雪を使って、雪洞づくり・スノーシュー・ソリ遊びなどチャレンジと力を合わせ、工夫をしながらプログラムを行います。

これは、これまでにプログラムに参加をしたお子さんたちのための、フォローアップキャンプです。その後のお子さんたちの変化を確認し、お子さんたちは、懐かしい仲間との再会を果たします。
日程:2013年3月29日(金)~31日(日)
場所:小野川湖レイクショア野外活動センター
定員:小学生3年~中学3年 40名 応募多数の場合抽選
参加費:5000円
交通:バスにて送迎

※すでに、定員を超えるお申込みをいただきました。ありがとうございました。

※31日には、郡山で親御さん向けの教育相談会を同時開催します。お子さんの帰りを待つ間に、教育相談を受けることもできます。こちらは、余裕がありますので、抽選に漏れた方や、本キャンプにご参加いただいた保護者の方であれば、事前予約をいただければ、ご相談に応じることができます。

もうすぐ新学期・・・気になる福島の子ども達

福島県の人口は、激減してきています。とくに人口の流出入が激しくなるのは、この3月、4月になり ます。新年度を控えての移動は、他の地域もこの時期が多いのですが、その激しさは、人口統計データにそのままに表れています。放射線被害を心配して子ども のために県外に移動したり、また、さまざまな理由から、新年度に地元に戻ってくるご家族もいます。


ここで心配になるのは、「みどりの東北元気キャンプ」にご参加いただいたお子さんたちのデータです。このデータでは、2011年の体験と、ストレス反応と の関連を追跡したものです。 お子さんたちは、さまざまな体験を2011年にしました。親しい者との死別、避難所暮らし、転校、転居などを体験した者と、それを体験しなかった者とは、 今のストレス症状とは関連がありませんでした。

しかし、「親しい者との離別」の有無と「攻撃・無気力」の症状と強い関連があり、「甘え・身体症状」と関連が見られ、必要以上に良い子になる「過剰適応」 と弱い関連が見られたのです。 「親しい者との離別」の多くは、親友との別れであることが多いのですが、頼れる親戚との別れや、ご家族で単親だけが福島に残るような場合もあります。

いずれにしても、2011年の福島での混乱の中で、子どもたちが強く傷ついたのは、人間関係の切断であったのです。

聞いた話ですが、ある日、ご家族が転居していなくなることが相次いでいた時、地元では「逃げた」と言われたそうです。ところが、最近では、「消えた」とい うようになったと言います。そこで交わされる会話は、栄転や進級のめでたいことによる離別ではなく、関係の突然の切断が2011年以降も続いていることを 示しています。

転出入は、人生の一大事です。ただでさえ、そこにかかるストレスは半端ではありません。
願わくば、別れがしっかりと準備され、別れが再会を誓いながら、互いの発展を願うお祝いのこととして福島の関係者が祝福できるような当たり前の形に戻ってもらえることを願ってやみません。

3月9日、16日の副島賢和先生のTokyo FM出演の様子。

☆3月9日分☆ ← リンク元です。

東日本大震災から2年経ちますね。2年たった今でもまだ復興が進んでいないところがあったりやらなければいけないことはいっぱいありますけど被災した人たちの心のケアも、その一つですね。

ジョージ「今朝は、福島県で被災した子どもたちの心のケアなどもしている学校の先生に来てもらいました。品川区立・清水台小学校の先生で、昭和大学病院の中にある「院内学級」で子どもたちを教えている副島賢和先生です!」

副島「おはようございます。今日はよろしくお願いします。」

ジョージ「まず、副島先生が子どもたちを教えている「院内学級」ってどんなところなんですか?」

副島「院内学級は病院の中にある学校です。病気や怪我で入院中の子供たちがドクターの許可をもらってから来ています。教室に来ることができ ない状態の子供たちには私たちが直接ベッドサイドまで行って勉強したり遊んだりします。小学生から高校生までの子供たちとの関わりをしています。」

ジョージ「具体的にどんな授業をやるんですか?」

副島「普通に国語や算数、図工や音楽もあります。理科の実験を子供たちとやったりすることもあります。ただ、彼らが一番やらなくてはいけないことは勉強なので、そのことを考えて、あとは退院して戻るときのことを考えながら授業を組み立てています。」

ジョージ「入院している子どもたちって気持ちはどのような状態のことが多いですか?

副島「一人一人違うのもあるんですけど、病気や怪我をしたことによって子供たちは大きな傷つきがあります。2つありまして、一つは感情を無くしていくことです。
子供たちは痛いとか苦しいとか悲しいとか、自分の辛さを感じないように感情に蓋をしていくことでその感情を出さなくしていくんです。そうすると嬉しいとか楽しいとかそういう感情にも同時に蓋をしていってしまうんですね。
もう一つは関係性が無くしていくこと。ですね。学校での関係もそうなんですけど、お家の中の関係も変わったりしますね。お父さんやお母さんに迷惑をかけたくないと思うようです。」

ジョージ「自分の身体が自分を裏切っていると感じている子供に対してどう接しているんですか?」

副島「一番大事にしているところは『あなたは一人じゃないよ。あなたが大切だよ。』伝えるよう関わりをしています。」

ジョージ「副島先生は子供一人一人に合わせて喋り方や接し方を変えてますよね。入院している子どもに限らず、どんな子どもも最初は緊張すると思うんですけどどうやって心開くようにするんですか?」

副島「僕が考えているのは自分の立ち位置ですね。子供たちよりも自分の存在を低くして、子供たちを下から持ち上げるという感覚をもってやっています。」

ジョージ「先生は、被災地の子どもたちの心のケアの活動をしているそうですが、どんな活動をしているんですか?」

副島「実際の活動としては、『みどりの東北 元気プロジェクト』というかたちで東京学大の小林正幸先生を中心として福島で暮らす子供たちとキャンプをしたり、その保護者や支援者の方に関わり方のポイントをお伝えしたりしています。」

ジョージ「先生は実際に被災した子どもたちと会ってどんなことを感じましたか?」

副島「やはりみんな我慢しているなっていうことと、良い子が多いな。と感じました。大人の言うことを聞いたり、大人がどういう風に感じてるかを察して動く子たちが多いな。って感じています。
でも、最近は2年経ってなのか、少しずつ変わってきていまして、小林先生がデータを出してくれてるんですけれど、震災直後は睡眠とか甘えとかがすごい増え てたんですけれど、今は無気力だったり、情緒不安定だったり攻撃性っていう形でストレスを表現するようになってきているというのがわかっています。」

ジョージ「被災地の子供たちと院内学級で会うこどもたちと共通するところって感じますか?」

副島「それはものすごく感じますね。病気にしても災害にしても、大きな傷つきがある子供たちは自分のせいだって思っている子たちがとても多いです。感情に蓋をしていたり、関係性を無くしていたり、そういうことも全部自分が悪いんからっていう風に考えてしまうようですね。」

ジョージ「自分の子供のころを考えると、親がケンカしていたりすると、自分のせいなんじゃないか?と考えたりすることがありましたね。大人 になってから、自分のせいではなかった、というのに気づいたんですけど、そういう心配を持っている子供に、お父さんやお母さんができる、何かアドバイスと かありますか?」

副島「やっぱり、お家では安心を与えてほしいです。出来ることや分かることを求める気持ちもわかるんですけど、それよりも『あなたがここに いることが大事なんだよ。』ということを伝えてほしいなと思いますね。私はあなたが大切です。と伝わるような関わりをしてほしいなと思います。」

ジョージ「今後の活動の予定があればぜひ教えてください!」

副島「みどりの東北 元気プロジェクトでは、3月末に春キャンプを福島でやります。それから8月にも2回、9月には宮城で行います。」

ジョージ「副島先生の活動について知りたい人はどうすればよいですか?

副島「みどりの東北 元気プロジェクトのHPや、さいかち学級のHPとか、私自身、Facebookをやっているのでそこからも見ることができます!」

ジョージ「そろそろ時間が少なくなってきてしまいました。副島先生にはまた来週もお話を聞かせてもらいます!大人が子どもたちに接するときの、ちょっとしたポイントなど、おしえてもらいたいと思います!副島先生、今日はありがとうございました!」

 

☆3月16日放送分☆ ←リンク元です。

 

子どもが大きなショックを受けたとき、大人として、どう心をケアしたらいいのか? 親なら誰でも知りたいですよね?
いじめとかもあるし、事故とか事件とか、子どもがショックを受ける時はいろいろあります。

今朝は、先週に引き続き、品川区立・清水台小学校の先生で、昭和大学病院の中にある「院内学級」で子どもたちを教えている副島賢和先生をお迎えして子どもの心のケアの方法を具体的に教えてもらいました!

ジョージ「副島先生、今週もよろしくおねがいします!先週は、震災から2年をむかえて、被災地の子どものケアをしてる話とかを伺いました。先生は児童心理についても勉強されていたんですよね。どうして児童心理を勉強しようと思ったんですか?」

副島「学校の中で暴力をふるったり、不登校だったり・・・。学校不適用という行動をとる子供たちがいるんですけど、そういう子供たちをどう予防していけばいいか、対応していけばいいか、というのを学びたいと思って大学院に行かせてもらいました。
子どもたちが表現をしてくるものっていうのは、全てが子供たちの心もちとイコールではないので、子供たちがしてきた表現の奥底にある心もちは何かな、っていうことを知りたくて勉強しました。」

ジョージ「先生はいろんな子供たちの心理についてわかると思うんですけど、例えば、お父さんやお母さんは子どもたちに何をすれば心の変化に気づくことができるでしょうか?やっぱり観察するということですか?」

副島「そうですね。観察することが大事なんですけど、その時に親御さん自身の気持ちを平らかにしておくことですね。偏った眼で子供を見ない ことですね。例えば、子供が荒れた行動をしたりした時に、『荒れた行動はいけないことだ。』と、それを制止しようという形だけで、悪いことをしている子供 という形だけで見てしまうと、子供の中にある心の中は見えなくなってくるので・・・。そこを気を付けて見て欲しいなと思います。」

ジョージ「行動を起こした根っこに何があるのか、それを探してみるっていうのがすごく大切なんですね。先生はそう感じたとき、どういう行動をとるんですか?」

副島「まずは子供たちのそばにスッと寄り添うことですね。やったことはいけないことだよね、というのはキチンと伝えるんですけど、子供たちがそういう風にした心もちはわかるよ、と伝えることですね。」

ジョージ「時には、傷ついている子どもでも、叱ったり注意しなければいけないこともあると思いますが、そういう時はどうしていますか?」

副島「それはすごく難しいんですけれど、一番大事にしているところは、存在を否定しないことです。その子がそこに居ることまで否定するような叱り方はしません。それからもう一つは、受容はするけど、許容はしないということを大事にしています。
院内学級にも注射が嫌だったり、薬を飲むのが嫌だったり、勉強したくない!っていう子もいます。でも、子供たちはやらない。とは言わないんです。何故かっ ていうと、やらないといけないって子供たち自身が一番分かってますから。子供たちは『やりたくないんだよ。』っていう気持ちを聞いてもらいたいので、そこ に触れてあげます。」

ジョージ「子供たち一人一人の状態によって違うと思いますけど、言葉はどうやって選んでるんですか?」

副島「例えば、身体に痛みがあるっていう子には、心配する声掛けをしますし、学習に不安がある子供には、よくやってるね。できてるよ。というような声掛けをします。全般的には、よく使うのは、
『よいよい。』ですね。子供たちの不安が高くなってきたときには、良いよ、それでよいよ。という風に僕は言っている・・・と子供たちから教えてもらいました。子供がこれで良いのかな?と思っているときによく言いますね。」

ジョージ「これは良い言葉を教えてもらいました!では、副島先生が院内学級の先生になろうと思ったきっかけはなんだったんですか?」

副島「自分の体験と、出会った子供たちの影響が大きいですね。私自身が小さい時から病気を繰り返してきたことと、25年くらい教員をやっているんですけど、その中で病気や怪我で命を落とす子供たちに会ってきてますので、そういう子供たちとの出会いからこの道を志しました。」

ジョージ「院内学級をやっていて嬉しいと思うところはどんなことですか?」

副島「やっぱり退院です。退院を子供たちがしてくれることは嬉しいです。でも、退院をしていても、社会や学校に戻れていない子供たちが増えてきているので、そこは私たちが上手に手を差し伸べていかないといけないなぁ。っていう風には思っています。」

ジョージ「NHKのプロフェッショナルという番組で副島先生が取り上げられまして、その回を見たんですけれど、病院に来ている子供さんは1 日や2日でも学校に戻るのに緊張するのに、1週間やひと月もの長さ学校に戻るっていうのはなおさら緊張がありますよね。そういう子供の心のケアもしてるん ですよね?」

副島「そうですね。不安な感情を言語化してもらうっていうところが大事にしています。自分の感情が悲しいんだ・辛いんだ・苦しいんだっていうのを言葉にすると、キチンと自分の中に収めることができるんですね。
そういうことが収められたら、例えば、暴れるとか、キレるとかそういう状態が無くなります。子供たちは特に自分が感じている感情がなんなのかよく分からない時が多いので、ちゃんと教えてあげると、次からは『辛いんだよ。』と声に出して感情を収められるようになりますね。」

ジョージ「僕らが、子どもたちに触れるときのポイントを是非教えてください!こういう所を意識したほうがいいというのポイントはあるんですか?」

副島「子供への触れ方っていうのは、言葉で触れたり、実際に体で触れたり、色々あるんですけれど・・・。言葉の方は、子供たちが否定的な自 己イメージを持ってしまうような言葉は使わないです。誰かと比べて良くない。とか、あなたはダメね。とか・・・。子供たちは比べられるっていうことに辛い 思いをいっぱいしています。
院内学級で、比べないよ。という風に言うと、子供たちが鎧を脱ぐようにやわらかくなるんですよ。自分にとっては比べないよ。という言葉は魔法の言葉かな、と思っています。」

ジョージ「大人でも他人と比べられるのは嫌な気分になりますもんね。」

副島「比べる場所はちゃんとあるんです。学校っていろんな事で比べる場所だと思うんですよ。だからこそお家とか、安心できる場所ではあなたを比べないよ。という人がいることが大事なんだと思います。」

ジョージ「残念ながら時間が来てしまいました・・・。副島先生、またぜひ来てください!今日はありがとうございました!」

■副島賢和先生のFacebookはこちらから!
http://www.facebook.com/?sk=welcome#!/masakazu.soejima?fref=ts

■昭和大学病院 院内学級(さいかち学級)について
http://www.showa-u.ac.jp/SUH/guide/saikachi/

3月5日付中日新聞にキャンプのことが記事になりました。

3月5日付中日新聞にキャンプのことが記事になりました。
キャンプ関連の記事部分を転載します。

=================

 ◆子の状態1年目より深刻化 ストレス調査 「まず大人が余裕持って」

 

東京学芸大の小林正幸教授(教育臨床心理学)は震災後、主に福島の子どもたちを対象に「みどりの東北元気キャンプ」を春と夏に開催している。

 

昨年夏の参加者のうち母親約160人に、子どもの心の状態を尋ねたところ、1年目の参加者に比べ「反抗的」「集中力が散漫」「忘れっぽ い」「怒りやすい」「妙にはしゃぐ」「泣くことが多い」「勉強しない」の7項目で、2年目の方が顕著に高かった。1年目が高かったのは「睡眠の問題」な ど、3項目にとどまった。

 

震災後の体験と重ねてみると、親しい友達との別れを経験した子は特に強いダメージを受け、攻撃性や無気力につながっているという。

 

小林教授は「今も“被災”は続いており、子どもたちの気持ちは戦っている状態といえる。大人も戦っているから、子どもはなかなか感情を外へ出せない。日常の制限も多い、そんな集団生活ではいじめも起こりやすいし、不登校が深刻化する恐れがある」と懸念する。

画像
教員たちにリラックスする動作法を指導する小林正幸教授(左)=福島市で

 

2月初め、福島市で教員向けに開かれた研修会で、小林教授は「教師から保護者に伝えてほしいこと」として、親自身が気持ちのゆとりを持 ち、頑張らず、自分の趣味、楽しみの時間を持つこと、子どもと一緒にホッとできる時間を持つこと、などの心のケアを勧めた。教師自身の姿勢として、学校内 では子どもたちがどんな感情を出してもいい雰囲気をつくり、不快な感情表現も受け止めること。ルールに反した行動は、なぜそんな行動をしたか、なぜいけな いかを考えさせることが大事だと話した。

 

リラックスするための呼吸法、動作法の指導もあった。

 

キャンプでは、渓流遊びなどを通じて子どもたちに怖さを乗り越える体験、料理など新しいことに挑戦する体験をさせ、大人ができるだけ手を貸さずに見守ることによって、本来の力を引き出すことを図っているという。

==========================

3月5日付中日新聞

記事全文は上記から。

2011年3月13日のSOSのメール・・・その後

これは、以下のFB頁の写真記事を用いています。

「丸二年・もう二年・まだ二年(3)」より・・・。

福島第一原子力発電所の地元で津波被災し、両親が行方不明になった小学6年生と逃げ続け、2011年3月13日に相談メールをやり取りをしたMさん。

その後、彼は福島県内で特別支援学校の教員となり、「みどりの東北元気キャンプ」の福島支部の重要なスタッフの一人になっています。ツリークライミングのインストラクターとしてボランティア参加してもらっています。

2012月の12月。彼はチーム仕事師合宿にも参加しました。12月27日は、ほぼ全員が寝静まった後、朝まで、彼の持参した地元の日本酒を飲みながら過ごしました。図らずも、2011年3月から、その女児との別れまでの話をじっくりと聞くことができました。

<津波被害の後、緊急避難区域となった福島第一原発の地元:今のこの状態のままだ。話の少女は自分の背後の車が津波に呑まれ、両親が行方不明のまま、Mさんと一緒に福島県内を逃げ続けた>

 

「先生への相談のメールで、先生のメールの内容は、分からないところもあったんですけど、ただこうしなきゃと思ったのは、自分がどっしりと構えないといけないって思って」

「で、一緒だと僕が安心できる幼馴染の友達を呼んで、2人 でその女の子に関わったんです。その子を前に、自然にボケと突っ込みをができて、ふっと笑わせて・・・。」

「その子が、キャッチボールをしたいと言うんで、原発が爆発したのは知っていたんですけど、この子がしたいと言ったことに付き合う方が大事なんじゃないかと、短い時間だったけれど、外に出てキャッチボール したり…」

「当時、一番近くのモニターリングポストでまともに動いていた新潟の柏崎刈羽原発の数値をモニターしながら、風向きを考えながら・・・でしたけども」

 

「親戚が分かり、翌日には、別れることになるってわかった時に、その子がお兄ちゃんたちと一緒に寝たい・・・そう言ってくれたんですよね。川の字になって、横になって、たわいない話を眠るまで・・・」

「最後に会ったのは、2011年の夏に遅れて行われたその小学校の卒業式でした。会ったというより、こちらが顔を見ただけなんですけど。向こうが気が付かないようなので、声はかけませんでした。とても元気そうで、かけなくても良いな、・・と思いました」

「仲の良い友だちができて、友だちと同じ部活に入って、順調・・・というのが最後の手紙でした。多分、元気なんだと・・・元気なうちは、連絡は来ないと思います」

(写真は2012年12月に飲み明かした那須塩原の深夜に雪雲の合間で輝く月)