世界一 心が温まるキャンプを福島県でやりたいと思う

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今年のみどりの東北元気キャンプは終了しました。

2回の福島でのキャンプ。ありがとうございました。
今後のキャンプ予定ですが、10月に仮予定していた宮城でのキャンプは、諸事情により、見送らざるを得なくなりました。
大変、申し訳ありません。
その代わりに、今年度は見送る予定だった春のキャンプは実施しますので、ご期待ください。
また、来年は福島でお会いできます。
次回、次々回をご期待ください。

みどりの東北元気キャンプは2014年に大きく変わりました

1.みどりの東北元気キャンプが持続していくための改革

 

4 年目を迎えるのに辺り、この活動を継続させるために、2014年からは組織そのものに手を加えました。キャンプに限らず、さまざまな心理的課題を抱える子 どものためのカウンセリングの相談室と、併せて教師など教育関係者やカウンセラーの研修を行うカウンセリング研修センターを開設し、そこをNPO法人「元 気プログラム作成委員会」が運営することにしたのです。

NPO法人は、被災地の子どもたちの支援のためのキャンプのプログラムの開発と、被災地での保護者 や護者・教師や被災地の子どもの支援者および、広く全国の子どもに関わる者に対して、開発した理論、方法論、技術技法を伝達・伝承を行います。そして、 キャンプそのものは、社団法人「みどりの東北元気キャンプ実行委員会」が担当し、NPO法人の計画を実施していく形にしました。

 

 

2.持続可能な社会を育成する2014年のキャンプ

 

こ のような形で臨んだ今年のキャンプは、「持続可能な社会の構成者を育成する」とのコンセプトが、「心のケア」に加えられました。なぜなら、今後の世界、地 球が抱える諸課題を見通したときに、先々に横たわる課題を越えていくためには、個人個人の努力だけでは解消が難しいものが数多くあります。その課題を越え ていくためには、大勢が目標を合致させ、力を合わせる必要があります。そのようなことに取り組める力を子どもたちに授けたいと思ったのです。

 

そ して、被災地、とくに福島は、原子力災害後、復旧、復興は進まず、時間が停止しているかのようです。この課題の解決には、多くの時間が必要でしょう。そし て、それがさまざまな意味で、本当に解決していくためには、多くの人が目標を一致させること、その目標を達成させるために、個々人が目標を立て、動き、そ して振り返り、課題を目標に変換して、次に向かって進み続けることを繰り返す必要があると考えたのです。短くても30年、長ければ1000年の時間が必要 なのではないかと思ったのです。

 

そのために、福島の子どもを多く集める今年のキャンプでは、グループメンバー全員が力を結 集しないと達成できない課題をグループに課しました。その課題を越えるために、グループとしての目標を立てます、その目標が達成できるために、個々人が具 体的な自己目標を立てます。そして、その目標に向かって活動し、活動が終了したあとで、改めて、全体の目標と自己の目標との関連を振り返ります。このよう にして、仲間と力を合わせることと、自己の伸びそのものを味わうことの両方が達成できるように工夫したのです。

 

この視点で見れば、2011年から2013年までのキャンプは、個々の子どもの辛さを乗り越えるために、自分が選択し、何かの伸びを実感することを目指しました。そのことが、個々の子どものこころのケアにとつながったのです。

けれども、2014年からは、自分の伸びを実感するだけではなく、自分以外のメンバーの伸びを共有しながら、複合的に伸びを実感する中で、仲間全員の力で目標を達成していくことの喜びと勇気を培うことを目指しました。

 

 

 

3.次に向けての歩み出しのとき

 

今、 2014年夏の2回の福島県裏磐梯の小野川湖でのキャンプを終えました。関係者でさまざまな振り返りを行っています。キャンプ全体の目標はなしえたのか、 個々の目標は、どの程度達成できたのかを、改めて話し合っています。そこでの振り返りは、次の目標の設定であり、個々人の目標を立てて、次の計画を立てる ことに繋がります。

 

子どもたちに、仲間とビジョンを立て、ミッションを遂行し、しっかりとリフレクションを行うことを求めるのであれば、我々、支援者も「持続可能な社会の構成者」でなければならないと考えています。

 

3年が経ち、被災地は、それ以外の地域から忘れられている感覚に襲われています。私共への義捐金もほとんど届かなくなりました。その中で、このキャンプがどこまで「持続可能」なのか、今、先を見据えて踏ん張ろうとしています。